日本は中国に侵略したのか(日本は侵略戦争していたのか追補)
大東亜戦争においては、日本軍はアジア各国に対してではなく、アジア各国に侵略していた白人の軍に対して戦っていたことは以前に述べた。
これに対し「あんたら中国軍と戦ってたじゃないか!中国人はアジア人じゃないのか」と反論してくる方がいる。この指摘は的を射ているのだろうか。
日本軍は確かに中国軍と戦った。これは侵略だろうか。このとき何が起こっていたのだろう。
大東亜戦争直前の東アジアの情勢は上図の通り。白人の侵略を免れた国は日本と中国の一部を残すのみとなっていた(タイも植民地とはなっていなかったことになっているが、実態はフランスの植民地といっていい状態だった)。
日本だけでなく中国も奮い立ち共に戦えば、もしかしたらこの絶望的な状況を打破できるかもしれない。白人たちの蹂躙からアジアを開放するジェミニとして、その突破口を開くことができるかもしれない。日本だけでなくアジア諸国は最後の可能性に望みを託し固唾をのんでその時を待った。
ところが。
なんと中国は事もあろうに白人側に与したのである(あの悪名高きABCD包囲網である)。
なんてこった! お前は自分さえよければそれでいいのかよ!
搾取され虐げられている我々アジア人を見てなんとも思わないのかよ!
というか、アヘン戦争の屈辱をもう忘れちゃったのかよ!
この連合発足により日本の趨勢は決した。降伏である。
この大戦において、アジア諸国の中で白人と戦わなかったのは中国だけである。あろうことか白人側に寝返ったのは中国である。彼らに良心や羞恥心はないのか。
中国よ。もともとゼロであった貴国への尊崇の念は更に減じた。
貴国を心底軽蔑する。