虚構王 ジョー・バイデン
この男をご存知だろうか。
そう、彼は第46代合衆国大統領とメディアが報じている者である。
彼は、あからさまな不正により選挙を盗み、「DeepFake」ソフトウェアを用いた偽りの映像にて就任式をでっちあげ、ホワイトハウスを模したハリウッドの映画セットの中で執務をしているフリをしているのだ。それより何より、この男はジョー・バイデンではない何者かなのだ。
なんだこのビッグスケールコントは。ドラマ「24」のプロデューサーだって「さすがにこれはちょっと・・」と尻込みしてしまいそうな展開である。なるほど、ポップコーンの消費が進むわけだ。
ジョー・バイデン(仮名)は、パレードでは兵士にそっぽを向かれ、飲食店で声をかけた国民には無視され、「F-35の情報を教えて」と国防総省に訊ねると「やだよ」と門前払いされる日々を送っている。とはいえ、それもこれも序章に過ぎない。彼が更なる苦悩に身をやつす日はもうすぐそこまで来ている。